岡山ビジネスカレッジでは11月8日に田町キャンパスで、「キャリアを学ぶ産学連携キックオフシンポジウム」を開催しました。
本シンポジウムは、株式会社中国銀行と本学の産学連携の取組みの一つです。
入学後、学生生活を送る中で夢を持ち、その実現のために“今するべきこと、今できること”は何かを学生に促し、今から将来に向けた行動を起こすキッカケにしてもらうことが、シンポジウムの目的です。
当日は学科、学年を超えて、約50人の学生が参加しました。
登壇者に株式会社中国銀行 地方創生SDGs推進部次長 武田憲和様、BRアーティー株式会社 代表取締役社長 大西徹様の2名をお迎えし、パネルトークと参加学生とのインタラクティブトークセッションを実施しました。
始めに、武田様による「アントレプレナーシップ」「イノベーション」についての説明と、合わせてご自身のキャリアについての講演がありました。
本シンポジウムのテーマについて、企業で働くご経験の中で得た「基軸」や、登壇者と参加学生が共に考えるためのイントロダクションとなりました。
続いてのパネルトークでは、大西様の学生時代に参加された岡山イノベーションコンテスト受賞経験や起業経験を元に、「今の仕事に就くきっかけ」、「キャリアの中でのターニングポイント」、「今の仕事で大事にしていること」、「キャリア構築において伝えたいメッセージ」について、話し合いが行われました。
登壇者2名の経歴のなかでこれまでの苦労や葛藤などを語りつつも、その前向きなパワー溢れる内容に参加学生は引き込まれた様子でした。
大西様は、「自分のやりたい仕事をする。これが一番大事であり、自分の強みを生かす仕事に繋がっていく」と話してくださいました。
武田様は、「まずは、“やりたいこと”、“できること”、“社会で求められていること”の関係を整理し考えてほしい。」「就職も起業も自己実現の手段であり、自己理解を深め、自分らしく働くために、学内外の人と交流する等、今から積極的にチャレンジしてほしい。」と話してくださいました。登壇者2名とフロアとのインタラクティブトークセッションでは、参加学生から多くの質問が寄せられ、「自分の夢を実現させるためには?」「これからの社会で求められる人材とは?」など、活発な意見交換が行われました。
登壇者2名からは、「未経験ゆえ難しいと考えてしまう。実際にはサポートを求めることで応援し助けてくれる人が必ずいる。」と、それぞれのご経験を踏まえたアドバイスがありました。
今回のシンポジウムのテーマである“可能性を広げ新たな自分に出会う”について、「資格を取得し就職することだけがゴールではなく、ワクワクすることを考え、チャレンジしていくこと」が、時代の変化の波をしなやかに乗り切るためのヒントであると締めくくりました。
さまざまな学科に所属する学生・教職員ら参加者が一堂に集い、これからの「働く」を共に考える貴重な機会となりました。
本シンポジウム開催にあたり、協力いただいた株式会社中国銀行、ご登壇いただいた株式会社中国銀行地方創生SDGs推進部次長 武田憲和様、BRアーティ―株式会社 代表取締役社長 大西徹様には大変有意義なご講演・学生指導に心よりお礼申し上げます。