7月に岡山県立井原高等学校 地域生活科の生徒さんを対象に、調理師養成学科の今井先生が出張調理実習を行いました!
3年生は、御節の一品としても提供されることのある【合鴨ロース煮】と、食感も楽しめる一品の【変わり揚げ三種盛り・海老東寺揚げ・蟹団子変わり揚げ・帆立と梅肉のおかき揚げ】の二品を作りました☆
はじめに、合鴨ロース煮の仕込みから!
一般的なお肉といえば「牛・豚・鶏」ですが、和食では鴨肉も使用します。
生徒さんは、合鴨の特徴などを学びながら、合鴨ロース煮作りにチャレンジしました(^^)/
合鴨ロース煮を作るうえで大切なポイントは火入れです。
鴨肉は火を入れすぎると固くなり、味も落ちるため、柔らかく味の美味しい合鴨ロースに仕上げるための火入れのポイントや調理法を学んでいただきました!
3年生にもなると生徒さんの手際も良く、今井先生から学んだ工程を班で協力しながら上手く作ることができていました☆(*^_^*)普段の生活の中で鴨肉を食べる機会の少ない生徒さんは、鴨肉がどんな味なのかイメージもあまりなかったようですが、実際に合鴨ロース煮を食べてみると美味しさに笑顔がこぼれていましたよ♪
二品目は変わり揚げ三種盛りです!
和食では、揚げると食感の良くなる食材を衣として使用する「変わり揚げ」があります。
今回は、伸ばした海老に乾燥した刻み湯葉をまぶした【海老東寺揚げ】、蟹の身を混ぜたすり身にサイコロ状に切った食パンをまぶした【蟹団子変わり揚げ】、貝柱に大葉と梅肉をはさみ、砕いたおかきをまぶした【帆立貝柱梅肉おかき揚げ】を作りました!
生徒さんには、海老を伸ばす工程や、食パンをサイコロ状に切ってまぶす工程、帆立の貝柱に梅や大葉をはさんで、砕いたおかきをまぶす工程、小茄子を茶筅茄子に飾る工程などの体験を行っていただきました。
食材の仕込み方や変わり揚げに適した揚げ油の温度など、専門学校の授業のように、調理のポイントを一つひとつ細かく先生から学んだ生徒さんは、揚げ油の温度などを意識しながら焦がさないよう慎重に揚げていました☆
普段の実習であまり作る機会のない、和食に触れることができた生徒さんは、楽しみながら調理に取り組んでいる様子でした(^^)
そして、2年生は和食の蒸し物としても人気のある【茶碗蒸し】と、和食の剥き物の基本となる【ねじ梅・大根の桂剥き】に挑戦しました☆
まずは今井先生が茶碗蒸しの作り方を生徒さんの前で実演!
茶碗蒸しを失敗せずに美味しく作るポイントは、卵とだしの割合や蒸すときの温度と時間が重要です。
このポイントを理解しておくことで、お店で食べるような茶碗蒸しも家で簡単に作ることができます(^o^)
今回は、茶碗蒸しの具を全て中に入れて蒸し上げる王道の茶碗蒸しと、一部の具を上に盛って銀餡を掛けて完成させることで、見た目が美しくなる茶碗蒸しの2パターンの作り方を生徒さんに学んでいただきました☆
工程を一つひとつ学んだ生徒さんは、班に分かれて協力しながら茶碗蒸しを作り、試食した学生さんはすごく美味しいと喜んで食べていました(^^)/
その後、食物調理技術検定で必要になることもある、人参を使用した『ねじ梅』と『大根の桂剥き』を行いました☆
今井先生が実演を行い、剥き物のポイントや包丁の扱い方など細かく説明し、生徒さんにも剥き物の体験をしていただきました!
初めて経験する剥き物に試行錯誤しながらも、少しずつ形ができてくることで楽しさを実感してくれたようで、授業終了後には実習が楽しかったと声掛けもしてくれました(*^_^*)
今後も調理師養成学科では、食物調理技術検定1級などを目指す生徒さんへ、引き続き技術指導なども行いながら、調理師のやりがいや魅力を伝えていけるよう、出張授業も行っていきたいと思います!
岡山県立井原高等学校の家庭科講師の小山先生、生徒の皆さん、ご協力いただいた先生方、ありがとうございました☆
岡山ビジネスカレッジの調理師養成学科は、今年度から2年制の学科へとリニューアルし、調理基礎をベースに和食、洋食、中華、イタリアン、ラーメン、給食、菓子など、幅広い学びのある学科となりましたので、調理に興味のある方はぜひオープンキャンパスにもお越しください!
★オープンキャンパス情報→https://www.obcnet.ac.jp/open_campus/
また、調理師養成学科公式Twitterでは、日々の実習風景などもアップしていますので、こちらもぜひチェックしてくださいね♪→https://twitter.com/obc_washoku