12月14日(水)岡山県立岡山南高等学校生活創造科1年生の生徒さん77名を対象に「野菜の飾り切り」の特別授業を行いました☆
和食の業界では昔から薄刃包丁を使用して野菜を様々な形に綺麗に剥いて、料理に添えることで料理をより華やかに美しく仕上げ、見て楽しめるような料理でおもてなしをする文化があります。
包丁の技術を身につけることで1つの食材から梅花や桜花、蝶々、木の葉、花びらなどたくさんの飾り切りを作ることができます。今回は人参、大根、胡瓜、リンゴなどを使用して十数種類の剥き物を実演させていただきました!
依頼のあった「梅人参、花蓮根」の他にも、「桜人参、蝶人参、蝶胡瓜、螺旋胡瓜、松胡瓜、菖蒲胡瓜、風車、林檎市松、鶴大根」や、桂剥きした大根を使用して大輪の「菊の花」や、広げると網目状になる「網大根」の技術など十数種類の剥き物も生徒さんの目の前で見てもらいました☆
剥き物の繊細さを知ってもらうため、数名の生徒さんに飾り切りした蝶胡瓜を開いて形を作ってもらう体験などもしてもらいました☆講師からねじ梅のポイントを学んだ後、生徒さんは各班に分かれてねじ梅をねじる工程に挑戦してもらいました☆
数回チャレンジしていく中で、多くの生徒さんが上手にねじることができていたので、数年後の食物調理技術検定1級の指定調理に出てくるねじ梅に、今回の経験を活かしてもらえたらと思います☆
普段よく目にする野菜を使用して包丁1本で様々な形に生み出す飾り切りの数々に生徒さんも驚いてくれており、飾り切りにすごく興味が沸いたと言ってくれる生徒さんもいたと先生方に教えていただきました!
近年、和食の現場でも効率が重視されるようになり、剥き物を行うお店も減ってはいますが、和食の職人が昔から継承してきた包丁の技術でもあり、飾り切りは料理に少し添えるだけで料理を華やかにしてお客様に喜んでいただけることもできる技術のため、今回の特別授業を通して実際に目の前で生徒さんに見てもらえて良かったです☆
岡山ビジネスカレッジ和食調理学科(1年制)は、次年度から調理師養成学科(2年制)にリニューアルし、より学びのある学科にパワーアップしていくため、引き続き調理の楽しさややりがいを伝えるために特別授業を行っていきます!
今回ご協力いただいた岡山県立岡山南高等学校の先生方、生徒の皆さんありがとうございました☆