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2022.09.06

調理師養成

岡山県立井原高等学校南校地で出前授業を行いました!

8月31日(水)岡山県立井原高等学校南校地で出前授業を行いました!

今回は家政科3年生フードデザイン類型の生徒さんを対象に「海老真丈すまし汁仕立て、鰤の照り焼き」の2品の日本料理に挑戦していただきました。

今回の実習は日本料理ということで、ご依頼のあった料理の基本『出汁(だし)』を引く工程から体験していただきました。

日本料理では、様々な出汁を使いますが、その中でも基礎となる出汁が一番だしと呼ばれる鰹と昆布の合わせ出汁です。
専門学校で行う実習さながらに、昆布や鰹のうま味成分をどうすれば美味しく引き出せるかなどについても学びながら、生徒さんに一番出汁を引いてもらいました。その後、各班で引いた一番出汁で吸い地を作り『海老真丈すまし仕立て』を完成させました☆

椀種の海老真丈も手作りしました。
当たり鉢とすりこぎを使い、下処理を行った海老に卵白、大和芋、昆布だし、調味料を加え細かく当たることで、ふわふわ食感の海老真丈に仕上げました!

真丈の作り方を覚えておけば、茹でたり、揚げたり、蒸したりして料理に使えることや、真丈に混ぜる食材で季節感を演出することもできるため料理の幅も広がります☆椀妻の花びら大根と花びら人参も生徒さんが包丁で剥いて飾り切りを行いました。

和食には昔から野菜に細かな包丁を施した剥きものがあり、料理に剥きものを添えることで、より華やかに彩ることができ、味はもちろん見た目も美しく仕上げておもてなしをする文化があります。

もう一品は『鰤の照り焼き』を作りました。
家庭でもなじみのある料理ですが、今回は少し本格的にタレから手作りし、焼いた鰤に刷毛を使い繰り返しタレを塗りながら焼き上げました。タレを塗り直火で焼くことで醤油が焼け香ばしく、また砂糖や味醂の糖分で艶やかに仕上がり、見た目も美味しい鰤の照り焼きに仕上げることが出来ました☆

どの生徒さんも手際よく調理を行って、短い時間ではありましたが、調理を楽しみながら和食の良さも感じてくれていたようです☆
今回の出前授業で少しでも日本料理を好きになってもらえたら嬉しいです!

今回の実習でご協力いただいた講師の大森先生、小山先生ありがとうございました☆