2015年度から技能レベル日本一を競う「技能五輪全国大会」洋裁部門に岡山県代表として出場し、表彰台に上がっているOBCのファッション学科!
今年は4名が代表に選ばれ、11月13日(金)~11月16日(月)に愛知県で開催された第58回技能五輪全国大会 洋裁部門に出場してきました。
そして、ついに今年!
悲願の全国優勝「金賞」を受賞するという快挙を成し遂げてくれました!!
さらに!
金賞・銀賞・銅賞とすべての賞を受賞し、OBCが表彰台を独占しました!!!
この大会は学生だけでなく、現場で働く23歳以下のプロも出場し、10時間という制限時間の中でジャケットを制作するという、高い技術力と精神力が必要な競技です。
過去に同大会で優勝経験を持つ教員の指導のもと、学生たちは本番に向けて、授業中だけでなく、毎日放課後も遅くまで残って練習を重ねてきました。
ライバルではありますが、お互いに切磋琢磨し、助け合い、みんなで掴んだ輝かしい結果です!
みんな、本当におめでとう!!そしてお疲れ様でした。
悔しい思いをした人もいると思いますが、この経験がきっと次への原動力になると信じています。
OBCではこの大会への挑戦を通して、ただ、優勝を目指すというだけでなく、高い技術力と精神力を養い、将来地元岡山の縫製業を担う人材を育成していきたいという熱い思いで教員と学生が一丸となって望んでいます。
世界大会への出場チャンスもある大会です。
ぜひ、OBCで高い縫製技術をもった先生から学び、互いに高め合える仲間と一緒に日本一、そして世界を目指しましょう!!
受賞者インタビュー
【 金賞 】受賞
ファッション学科アシスタント講師(12月よりサンプル縫製スタッフとして就職予定)
水上 実咲さん(岡山県立興陽高校 出身)
技能五輪全国大会には1年生の時から出場していて、1年生の時は「敢闘賞(全国第4位)」、優勝を狙って臨んだ2年生の時は「銅賞(全国第3位)」という結果になり、悔しい思いをしました。「ここで終わりたくない!」と思い、卒業後、アシスタント講師をさせていただきながら、今年3回目の挑戦をすることを決めました。
周りからの期待もあり、「次は絶対に金賞をとらなければいけない」というプレッシャーに押しつぶされそうになりましたが、先生の支えや一緒に挑戦した後輩たちの頑張りに刺激を受けながら、そして何より、今まで積み重ねてきた努力と自分自身の力を信じて、ギリギリまで練習を重ね、本番に臨みました。
3回目なので、本番は会場の雰囲気にのまれることはなく、普段通りにできたのですが、結果発表を見るまではやっぱり不安でいっぱいで・・・自分の名前が発表されたときは驚きと嬉しさで家族と泣いて喜びました。先生や就職予定の企業の方にも喜んでいただき、頑張って本当によかったです。
高校時代はまさか自分が技能五輪に挑戦することになるなんて思ってもいなくて、OBCに入学して、担任の岡本先生に誘われたのがキッカケだったのですが、技術力に自信が持てるようになり、精神的にもかなり強くなれたので、今は技能五輪に挑戦して、頑張ってきてよかったと心から思います。
3年間の挑戦を支えてくれた岡本先生は私の恩人です。
世界大会に出場できるチャンスがあればぜひ目指したいと思っていますし、就職も決まっているので、今度は就職先の企業の力になれるように日々謙虚に頑張っていきたいと思っています!
【 銀賞 】受賞
ファッション学科1年
森 莉菜さん(岡山県立岡山南高校 出身)
高校時代から憧れていた技能五輪ですが、今回が初挑戦なので、「とにかく楽しもう!」と思って大会に臨みました。
賞を取りたいというよりは、とにかく先生に褒めてもらいたい一心で、がむしゃらに練習しましたね(笑)
今までの人生でこんなに頑張ったのは初めてです。自分が思っていた以上に、自分は目標に向かって頑張れるんだなと気づけたのは、技能五輪に挑戦して一番よかったことです。
競技会場を始めて見たときは「私がこんな場所に立てるなんて!」と感動で胸がいっぱいになりました。練習は決して楽ではないけど、努力してきた人にしか体験できない世界が技能五輪にはあるので、後輩のみんなにもぜひ味わってほしいです。
まさか自分が銀賞をとてるなんて思っていなかったので、結果を知ったときは驚いて叫んでしまいましたが、家族もとても喜んでくれて嬉しかったです。
「次は絶対に金賞をとる!」という目標ができたので、来年に向けてまた技術を磨いていきたいと思っています。
【 銅賞 】受賞
ファッション学科2年
笹埜 侑花さん(岡山県立岡山南高校 出身)
昨年は緊張のあまり予選で失格になってしまって、リベンジの今年、「銅賞」をとることができました!
私は緊張すると焦ってしまうので、普段の練習から「焦らず自分のペースで」を心がけて大会に臨みました。本番は納得のいかない部分も多く、ダメな部分ばかりが目に付いて、自分に自信が持てなかったけど、今回「銅賞」という形で評価していただけたことで、自分に自信が持てるようになりました。
できてない部分だけを見るんじゃなくて、ちゃんとできている部分も自分にはちゃんとあって、それを見てくれている人がいて、努力は報われることを技能五輪を通して学ぶことができました。一緒に戦った仲間や練習に集中できる環境を作ってくれた先生方には本当に感謝しています。
来年も技能五輪に挑戦する予定なので、次は私も金賞を目指して頑張りたいと思っています。そして、将来は身につけた知識や技術を活かして「縫えるパタンナー」になるのが私の夢です。