9月10日~15日にフランス・リヨンで開催された「第47回技能五輪国際大会」。
この国際大会は2年に一度開催され、各国から集まった原則22歳以下の若手技能者が技を競い合う、技能労働者の祭典です。
今回は59の競技職種で争われ、その中の一つ「洋裁職種」にファッション学科卒業生の平山さん(岡山県立岡山南高等学校出身)が日本代表選手として出場しました。
平山さんが出場した洋裁職種は、4日かけて4つの課題「型紙」「立体裁断」「デザイン画」「衣服制作」で争うという過酷な競技。
国際大会に向け、母校の岡山ビジネスカレッジで先生と一緒に週6日、1日9時間以上の練習を積み重ねてきた成果を発揮しました。
慣れないフランスの地で、慣れないミシンや道具を使っての競技は想像以上に大変だったようですが、最後まで諦めず全力を尽くしました。
結果は26名中15位。
惜しくもメダルには手が届きませんでしたが、平山さんの今後の人生において、かけがえのない経験になったはずです。【平山さんのコメント】
メダルを狙っていたので、取ることができなくてとても悔しいですが、このような経験は誰でもできるものではないので、得たものはとても大きかったです。
想定外のことがいろいろ起こり動揺していた私を、他の国の選手やエキスパート(指導者)の方が励ましてくれて、みんなライバルではあるけど、温かい雰囲気があり、それにすごく救われました。日本チームの雰囲気も良くて、メダルを目指して頑張っている多職種の選手と交流できたのも凄く刺激になりました。
納得のいく結果にはならなかったですが、今の自分にできるベストは尽くせたと胸を張って言えます。
技能五輪の訓練をする中で身につけた技術力や精神力、集中力は今後の仕事にも絶対に活かせると思いますし、これから世界を目指す後輩たちにも私の経験を伝えて、力になってあげたいと思っています。
平山さんの世界への挑戦はNHKでも取り上げていただきました↓
■NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20240904/4020021333.html
■WEB記事
https://www.nhk.or.jp/okayama/lreport/article/002/47/
4年後の2028年は日本(愛知県)で技能五輪国際大会が開催されることが決定しました!
また岡山ビジネスカレッジから日本代表選手を輩出できるよう、ファッションクリエイター学科の挑戦は続きます!!